普く一切をして 菩提の萌を発こさしむ

「普令一切 発菩提萌」 無量義経徳行品第一

「成仏」とは「仏さまのように成りたい」ということ。「仏さまのような心持ちになりたい、仏さまの教えられた道を歩んで生きたい」と願い、精進していくことを「菩提(ぼだい)」といいます。
 
 私たちは、生まれたときに仏さまから「菩提の種」を授かっています。しかし、持っているだけでは芽は出ません。しっかりと「菩提の萌」を発芽させ、育てていくことがが大切です。「まかぬ種は生えぬ」といいますが、雑草はまかなくても生えてきます。私たちの悪い癖や欲望に生じる煩悩も、この雑草によく似ています。

 美しい庭を保つには、雑草が一本生えたら一本抜くという日々の行いが欠かせません。まとめて抜こうとすれば、知らぬ間に庭は草茫々となってしまうのです。心の庭を常に清らかに保つことが、「菩提の萌」を育みます。やがてそれは家族円満の仏華となって咲き誇り、清らかな香りを放つのです。